ノボジーン株式会社について

ご挨拶

2021年10月にノボジーン株式会社の代表を拝命して以来、早くも丸4年の歳月が流れました。この間、世界的なコロナウイルス禍という未曾有の災厄を経て、NGS（次世代シーケンス）業界ではシングルセル解析や空間発現解析といった新たなスタンダードが台頭し、近年ではNGSを活用したプロテオミクス解析という新たな潮流も生まれつつあります。

このように、ゲノム解析技術は年々目覚ましい発展を遂げておりますが、大学等の研究機関がこれらすべての技術を自前で導入し、常に最新の状態に保つことは、予算や人材の面からも容易ではありません。ノボジーン株式会社は、そうした我が国の研究者の皆様に向けて「NGS受託解析革命」を掲げ、最先端の技術を高品質かつリーズナブルに提供することを使命として活動しています。

本年は、Olink社よりグローバル認定プロバイダーとしての認定を受け、プロテオミクスサービスの拡充を果たすとともに、10月には国内シーケンスラボの設備増強により、新たなサービス展開も可能となりました。特にRNA-Seqにおいては、国内最速の納期を実現しており、多くの研究プロジェクトにおいてお役立ていただけるものと確信しております。

これからも、我が国の生命科学研究の発展に微力ながら貢献すべく、社員一同、研鑽を重ねてまいります。引き続き、皆様のご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年10月1日
代表執行役社長　片桐友二

「私としましても今回の共同研究には期待しています。もちろんノボジーン社側にもメリットはあるのだと思いますが、むしろ大学側のメリットも大きいです。特に新規の機器の導入、関連技術開発にかかるコストにつきましては、もはや公的資金で賄える範囲を大きく超えてきています。またせっかく巨費を投じて解析環境、関連技術を整備しても、いざそれで民間導出を考える際には、大学単独でのアウトリーチには限界があります。これからもこのような形での産学連携は多くのところで発生してくるのではないか、と思います。」

東京大学大学院新領域創成科学研究科 メディカル情報生命専攻 鈴木穣教授のコメント

「最先端ゲノミクスにおける革新的な研究を推進すべく、ノボジーンはイルミナ社の最先端ゲノム解析機器であるNovaSeq™ X Plusシステムを国内で導入しました。これにより国内の様々なヒトゲノム関連プロジェクトに役立てて頂けることはもとより、世界最高水準のゲノミクス研究を実施する東京大学鈴木穣教授との共同研究プロジェクトによって、日本のゲノム科学の発展とゲノミクスの社会実装の推進に貢献できることを嬉しく思います」

ノボジーン株式会社 片桐友二のコメント